雑木林のあるまち 泉・谷津

社会1 >> 雑木林のあるまち >> 泉・谷津 >>

泉・谷津

谷津田Ⅱ 石戸宿 (昭和60年ころ)

107

同Ⅲ 石戸宿 (昭和60年ころ)

108

同Ⅳ 石戸宿 (昭和60年ころ)

109


農免道路を望む 宮岡 (平成3年)

110

泉 宮岡 (昭和63年ころ)

111

宮岡の谷は、宮岡氷川神社や須賀神社の下から湧(わ)き出す泉を中心につくられ、中でも須賀神社裏の泉は、市内でも水質の良い泉となっている。そのため国内では珍しいオオイチモンジシマゲンゴロウや数多くのトンボ類が生息する豊かな自然が残されている。また、この谷津(やつ)(湿地)の地下2〜3 mの中から相当量の土器片(どきへん)や木片が出土することから、低湿地遺跡(ていしっちいせき)の可能性が指摘されている。

北袋の谷津田Ⅰ 荒井 (平成3年)

112

北袋の谷津田Ⅱ 荒井 (平成3年)

113

北袋の谷津田では、クレソンやセリなどの湿地性植物(しっちせいしょくぶつ)、トンボやホタルなどの昆虫も確認(かくにん)され、付近の水田はこの泉を利用している。しかし近年、谷津特有の湿田が畑作に転換(てんかん)され、景観や動植物の生態系のバランスが狂(くる)ってきている中で、雑木林、泉、田のある小さな楽園がここにはまだ残されている。

<< 前のページに戻る