北本市史 資料編 近世

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第1章 領主と村

第1節 村の政治

6 国役金・夫役

32 嘉永六年(一八五三)十一月 異国船渡来防備御用金割合帳
  (下石戸上 吉田眞士家文書五三七ー二)
(表紙)

      嘉永六年
   異国船渡来御武備御用金割合帳
      丑十一月
                」

一高金五拾両也
  右は去六月中異国船渡来御武備旁御物入多ニ付被請付候御用金
 此銭三百三拾貫文
 丁ニシテ三百拾六貫八百文
  此割
  高千三百八拾五石江割
  高百石二付
  丁弐拾弐貫八百七拾三文八分

高三百九拾九石五升     上川田谷村
一、九拾五貫七拾八文
  此金拾四両壱分弐朱弐百六文

高百弐石六升        樋 詰 村
一、弐拾四貫三百十七文
  此金三両弐分弐朱三百八拾九文

高百七拾五石五斗四升    石戸宿村
一、四拾壱貫八百廿五文
  此金六両壱分五百七十三文

高弐百九拾七石       下石戸下村
一、七拾貫七百六拾三文
  此金拾両弐分弐朱六百三十九文

高弐百八十八石八斗八升   下石戸上村
一、六拾八貫八百三十文
  此金拾両壱分弐朱三百五拾四文
   十二月十九日請取済

高百廿弐石四斗七升     下日出谷村
一、弐拾九貢百七拾八文
  此金四両壱分弐朱三百六文
解説 よく知られているように、嘉永六年六月べリ—が遣日国使として軍艦四隻を率いて浦賀に来航した。これを機に幕府は江戸湾の防備に力を入れることになった。この資料はそのときの費用を各村に割当てた記録である。

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