北本の絵馬
【薬師様】
薬師様
九丁の薬師は、峯尾某氏がいつごろからか、屋敷とはなれた自分の地所に勧請したものであるが、その近所の人たちが信仰するようになり、寄りあつまって毎年8月12日に祭りをするようになった。行燈に火をともし、お供えものをし、 子孫の繁栄や商売繁盛・除災興楽などを願ったが、やはり他の薬師とおなじように、眼病祈願の絵馬も奉納されている。
向いめ 薬師様蔵 (13㎝×15㎝)
拝み (女) 薬師様蔵 (14㎝×17㎝)
2枚の絵馬の図柄は、”向いめ”と呼ばれるめの文字を対称に二字描いたものと、婦人の一般的な拝みにめの字を書き入れたものである。