雑木林のあるまち 思い出
思い出
大正12年9月1日の関東大震災(かんとうだいしんさい)で東京が崩壊(ほうかい)し、被災(ひさい)者は続々と東京を離(はな)れた。10日あまり過ぎた9月12日に被災者を満載(まんさい)した列車が、本宿の信号所(現在の跨線橋(こせんきょう)付近)で、脱線転覆する事故が起きた。震災の直後ということもあり、余計に衝撃(しょうげき)的な出来事だったと思われる。
高崎線列車の脱線転覆事故Ⅰ 本宿 (大正12年)
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同Ⅱ
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高松宮殿下より寄贈された本を読む子どもたち 荒井 (昭和12年)
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昭和12年8月、皇弟(こうてい)高松宮、同宮妃両殿下は、石戸村特産物を視察するため来村された。その際、両殿下は東光寺の「高松宮来村記念碑(ひ)」の序幕に立ち会われ、石戸尋常高等小学校に、図書を下賜された。
昭和後期の国際的版画家の棟方志功が、版画指導のため、北本宿中学校を訪れた。その時に描(えが)いた絵2点が、今も北本中学校に残されている。
視察中の高松宮殿下と妃殿下 石戸宿 (昭和12年)
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棟方志功の絵
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版画家 棟方志功 本町 (昭和32年)
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