北本市史 通史編 現代
第2章 都市化から安定成長へ
第2節 北本市の発足と市政の展開
2 市政の展開
すすむまちつくり写真38 乳幼児検診風景
昭和48年
表31は、「市に要望する施策」「重点的に整備して欲しい施設」に対する回答である。調査項目が錯綜(さくそう)してはいるが、ある傾向が認められよう。ごく大まかにいえば、昭和五十二年にはまだ未整備部分が多かったことを反映して、基本的な都市基盤の整備についての要望が集中しているが、昭和五十七年になると、保健・スポーツ施設、公園・緑地など、より豊かな生活を求めての要望へと変っていった、といえよう。下水道はまだ建設途上にあり、道路も歩車道の分離や安全対策、さらに予定道路の未開通など、未完成の施設や施策が少なからずあるが、少なくとも基本的な部分については、住民の一応の満足を得る程度に整備されたといえよう。それは第二回調査における「住みよさ」の問に対する、次のような回答によっても証明されるのである。
住みよい 二十.六パ—セント
まあ住みよい 五十五.一パーセント
やや住みにくい 十一.五パーセント
住みにくい 二.七パーセント
どちらともいえない 九.八パ—セント
無回答 〇.三パーセント
総合振興計画は、右のような住民の評価を得て終わり、次の十年間を目標とする第二次計画が策定された。同計画も第一次計画の目ざした「緑に囲まれた健康な文化都市」を目標に、未完成事業を継続する一方、新たに高まった住民要求にこたえる施策を実施中である。
表31 市民が望む施策と施設 (単位、%)
昭和52年 | 昭和57年 | |||
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施策 | 基幹街路の整備 | 30.1 | 交通機関の充実 | 38.6 |
股周辺の整備 | 23.0 | 保健医療の向上 | 23.2 | |
商店街の整備 | 22.4 | 道路の整備 | 22.6 | |
都市公圖の整備 | 20.6 | 自然保護 | 21.6 | |
スポーツ施設 | 20.7 | |||
施設 | 公共下水道 | 15.4 | 総合病院 | 77.1 |
道路の整備 | 13.0 | 総合運動場 | 27.1 | |
社会福祉の充実 | 10.8 | 公 園 | 26.1 | |
遊び場の設置 | 9.8 | 公共下水道 | 26.0 | |
市街地の整備 | 7.4 | 市民ブール | 26.0 | |
交通安全対策 | 5.9 |
(『広報きたもと』№216、№392より作成)