北本市史 資料編 現代

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第1章 政治・行政

第1節 戦後の村政

4 町村合併

18 昭和二十九(一九五四)年七月 北本宿村合併促進委員会(一)
  (『北本宿村常光村合併促進協議会綴』)
     北本宿村合併促進委員会
 日 時 七月十九日午後一時
 場 所 北本宿村役場会議室
 出席者 村長、議長、副議長、助役、議員、委員
◎村長より北本宿村・常光村合併促進協議会結成後の推進状況について経過報告あり。
◎常光村と本村との合併促進にとっては、常光村の態度が決まらない為促進できないので、県試案図が出る前より考慮中でありましたが、住民の福利の増進と負担の軽減をする為に財政的に豊な桶川町と合併し、合(併)はせて加納、川田谷村との合併を進めて行きたい旨発表あり。
◎桶川町との合併は地理的条件にも恵まれ、本村の発展を期するにも有意義にて、将来平衡交付金の交付がなくなる傾向が強いので財政力のある桶川町との合併は本村にとって+(プラス)となり、又桶川には三井・三菱の大工場があり、将来は北本宿地内に工場の誘致を必要とするので桶川町と合併し、桶川町と本村の境の飛やく的な発展を期せられ、又桶川には三百人からの北本宿村出身者が居り、合併後の住民の感情のつながりが携って行ける。桶川も非常に本村との合併を熱望しており、再三、桶川、及加納より呼びかけもありますので此の線を強力に、推進して行きたい旨発表あり
◎常光村の態度が鴻巣町と合併する線も相当強く出ており、北本宿村との(ママ)合併するかどうか複雑なので、常光村との合併関係は一応で(ママ)終止符を打った方が良いと委員全員意見の一致を見る
◎桶川町・川田谷・加納・北本宿村の合併促進問題については種々見当(検討)する必要もあり、今此処で態度を決める事は至難なので村議会において態度を決定後委員会に図る事に決定す。
◎ 桶川町との合併関係について、本委員会終了後直に村議会協議会を開催する事に決定。午後四時二〇分閉会。

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