北本市史 資料編 現代
第2章 北本の農業
第4節 畑地灌漑と水田土地改良事業
76 昭和四十六(一九七一)年九月 町営土地改良事業調書(『議案綴』)
町営土地改良事業実施調書
一、地域及び所在地
町道十号線及び県道東松山桶川線に接する北本町大字石戸宿、荒井地内(北本町大字石戸宿七〇一番地先〜北本町大字荒井八七一番地の一先の間)である。
二、工事名
農道一号(仮称)整備
三、主要工事の概要
工事種目 | 年度別事業量 | 摘要 | ||
---|---|---|---|---|
総量 | 昭和四十六年度 | 昭和四十七年度以降 | ||
土 工 事 | 一、四九五m | 五二五m | 九七〇m | |
路盤工事 | 五、九八〇㎡ | 二、一〇〇㎡ | 三、八八〇㎡ | |
排水工事 | 五八m | 一一m | 四七m | |
(暗渠ヒユーム) | ||||
〃 | 七四・一m | 一六m | 五八・一m | |
(暗渠組合せ) | ||||
〃 | 一、四〇二m | 四二七・三m | 九七四・七m | |
(U字溝) | ||||
〃 | 一〇ヶ所 | 四ヶ所 | 六ヶ所 | |
(集水ます) | ||||
摺付道路 | 二五ヶ所 | 四ヶ所 | 二一ヶ所 |
買収用地積 三、三八五・八二㎡
物件(立木及び工作物)一式
五、事業費の概算
負担区分 | 年度別事業量 | 摘要 | ||
---|---|---|---|---|
総額 | 昭和四十六年度 | 昭和四十七年度以降 | ||
千円 | 千円 | 千円 | 積算額は昭和四十六年度残改訂額である。 | |
国庫 | 六、五七〇 | 一、七四〇 | 四、八二九 | |
町費 | 八、〇三〇 | 二、一二七 | 五、九〇四 | |
計 | 一四、六〇〇 | 三、八六七 | 一〇、七三三 |
昭和四十六年度工事
昭和四十六年十一月~昭和四十七年三月
町営土地改良事業計画概要書(石戸宿)
一 土地改良事業の目的(農道整備)
農業生産基盤である地区内の道路は、狭くかつ又悪路のため農耕及び運搬上支障となっておるので、拡幅整備し大型農用機械農用車の運行を可能ならしめ、農産物並びに農業資材の搬出入を容易にし、土地の生産性を向上させ、畑作地帯の農業振興を図りもって農業経営の合理化に寄与することを目的とする。
二 土地改良事業に係る地域の所在、地質及現況本地区は、国鉄高崎線北本駅より西方四キロメートルに位し、県道東松山桶川線と町道十号線間の純農村畑作地帯で、西方は一級河川荒川が流れる左岸台地で馬の背状のごとく細長く、果樹・野菜栽培の盛んな地区で、地質は第四紀古層に属する洪積層の砂壌土である。
三 土地改良事業の基本計画
(イ)一般計画
現在の農道を拡幅し、敷砂利し、側溝を設け、排水を考慮し、運行の安全を期するとともに畑作機械化の導入、土地の高度利用によって生産性を向上せしめ、機動力により生産物の販売を促進するものである。
(ロ)主要工事計画
工事種目 | 年度別事業量 | 摘要 | ||
---|---|---|---|---|
総量 | 昭和四十六年度 | 昭和四十七年度以降 | ||
土 工 事 | 一、四九五m | 五二五m | 九七〇m | 五m有効 四m車道 |
路盤工事 | 五、九八〇㎡ | 二、一〇〇㎡ | 三、八八〇㎡ | 二層 |
排水工事 (ヒユーム管組合せブロック) | 一三二・一m | 二七m | 一〇五・一m | |
〃 (U字溝) | 一、四〇二m | 四二七・三m | 九七四・七m | |
〃 集水ます | 一〇ヶ所 | 四ヶ所 | 六ヶ所 | |
摺付道路 | 二五ヶ所 | 四ヶ所 | 二一ヶ所 |
買収用地積 三、三八五・八二m
物件 立木及び工作物一式
五 費用の概算
負担区分 | 年度別 | 摘要 | ||
---|---|---|---|---|
全体 | 昭和四十六年度 | 昭和四十七年度以降 | ||
千円 | 千円 | 千円 | 積算額は昭和四十六年度残改訂額 | |
国庫 | 六、五七〇 | 一、七四〇 | 四、八二九 | |
町費 | 八、〇三〇 | 二、一二七 | 五、九〇四 | |
計 | 一四、六〇〇 | 三、八六七 | 一〇、七三三 |
本地区内の農道整備をすることにより、農道資材及び生産物の搬出入は円滑となり、労力並びに走行費は節減され、土地の高度利用に生産は向上し、営農管理の改善が図られその効果は大である。
七 他の事業との関連
なし
八 計画概要図
別図のとおり
九 工事の着手及び完了の予定時期
昭和四十六年十一月~昭和四十七年三月