北本市史 資料編 現代

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第5章 変貌する社会

第3節 災害

132 昭和三十四(一九五九)年九月 伊勢湾台風に際し地方気象台よリの警報
  (『消防関係綴』)
一、九時四十分暴風圏内に入るとの電話連絡あり
     北本宿局交換手
一、水防警報第二号。佐谷田二号。水防団は出動して下さい。
 親鼻二十二時三十分、五米六〇急に増水しています。荒川上流域に強い雨が降っていますから佐谷田、古屋、本郷間の各水防団は出動して下さい。堤防その他の巡視を厳重に行って下さい。水防に万全を期して下さい。
     午前一時三十五分 鴻巣警察署
 ◎台風第一報
 昭和三十四年九月二十六日十時 熊谷気象台発表
 台風第十五号接近のため今晩から明日の昼頃にかけて風雨が強くなりましょう。最大風速は南東の風十三米内外降雨覺は平野部で一五〇ミリメートル、山岳部では二五〇ミ リメートル に達する見込です。そのため河川の増水低い土地の浸水崖くずれなどのある恐れがありますから注意を要します。
     受信
 ◎二時四十分解除 北本宿局より電話あり
 ◎荒川洪水注意報
 二十七日〇時三十分気象庁予報部・関東地方建築局共同発表 荒川の佐谷田では三メートル七〇出水が予想されます。荒川の増水は警戒水位を上まわって居ります。親鼻の水位は午後十一時三十分最高水位六メートルとなる。〇時現在五メートル七〇に減水を初めました、佐谷田では最高水位三メートル七〇になる見込。
     午前三時 鴻巣警察署

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