北本市史 資料編 現代

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第5章 変貌する社会

第3節 災害

134 昭和四十一(一九六六)年六月 台風四号による被害状況
  (『議員報知』)
     台風四号による被害状況
六月二十八日本土に接近、房総沖を通過した四号台風は、所謂雨台風で各地に大きな災害をもたらし、被災国日本は、いつも台風の脅威にさらされているのです。今度の台風は、可成大型のもので雨量の多いことでも数少い台風でした。事後報告の形になりますが、四号台風が北本町にどの程度の災害を与えたか集計した結果をお知らせいたします。台風接近とともに直に役場に災害対策本部を設け、男子職員四五名を動員し罹災者の救援並に物資の供給等非常態勢をとり、万遗憾のないような措置を講じました。今にして考えれば風がなかったことが被害も最少限に喰いとめ得た結果となったと思はれます。それでも北本町有史以来かってない被害状況でありましたので、次に具体的にこれを記し再びこの様なことのないよう祈るもの であります。
  床上浸水          六戸
  床下浸水        二八二戸
  道路の決潰        六ヶ所
  道路の冠水       一八ヶ所
  堤防の損かい       一ヶ所
  田の冠水    一八〇ヘクタール
  畑の冠水     五〇ヘクタール
  水路の決潰  一六ヶ所 一三七米
(後略)

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