北本市史 資料編 現代

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第6章 教育と文化

第2節 学校教育施設の拡充

168 昭和三十三(一九五八)年十一月 石戸小学校校舎改築促進の要望
  (『陳情請願関係綴』)
     要望書
去る九月三日石戸小学校に於ける北本宿村教育委員会議に於いて石戸小学校々舎改築が正式に決定されましたことは、我々地区民の多年の願望がようやく本ぎまりになりましたことゝ心からよろこび、委員会諸賢の熱意と努力とに対し敬意を表わすと共に、衷心から感謝致す次第であります。
しかるに、石戸小学校改築予算が議決されて早や七ヶ月余、教育委員会に於いて改築が議決されてからニケ月余、昭和三十三年も余すところわずかに月余の今日に至っても未だ何等改築の具体的姿を見ない村民は、まことに奇怪の念をもち、巷には不平不満の声も次第に高まりつゝある状況であります。
吾々はこの危険な状(況脱カ)を黙視することが出来ず、こゝに地区村民有志と相計り、本年度中に新校舎の落成を見て、本年度の卒業生を一日でも新校舎に入れて卒業させたいとの父兄の切なる願望をおきゝ下さいまして、村当局及村議会に強力に働きかけ、速かに着工し本年度中に改築を完成して吾々の期待にこたえられるよう地区民代表者連署を以って要望致します。
昭和三十三年十一月十日
 石戸小学校P・T・A会長 諏訪富栄㊞
 同        副会長 福島 章㊞
    (他十一名略)
北本宿村教育委員会教育長 大護俊英殿

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