北本市の埋蔵文化財
宮岡氷川神社前遺跡発掘調査報告
早川智明 吉川国男 石井幸雄
岩井住男 土肥 孝
5.遺物
動物遺存体
この遺跡から検出された動物遺存体は、骨片と貝殻片の二種であり、合計6グラムほどである。これらは炭化物や焼土粒とともに発見された。骨片は、長さ1.5㎝、幅0.5㎝が2片と骨粉状になったものである。種はシカCervus nippon centralis KISHIDAであるが、部位は判別しかねる。
貝殻は1片で、ハマグリMeretrix lusoriaの腹縁部である。 (吉川国男)