北本市の埋蔵文化財

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中井1号古墳発掘調査報告

横川好富

5.出土遺物

第3図 直刀の残片

直刀片(第3図) 玄室内より出土した唯一の遺物である。おそらく直刀の一部と考えられるが、小破片であり、さびがひどく判然としない。


第4図 人物埴輪の頭部

埴輪(第4図) 出土したものはすべて形象埴輪である。第4図は人物埴輪の頭部であるが、全体の形状や性別等ははっきりしない。ほかに人物埴輪、家形埴輪と考えられる、小破片が発見されている(第2図C・Dトレンチ地点)。


第2図 内部主体実測図


第5図 周堀出土の土師器

土器(第5図) 周堀底部(Aトレンチ)から約5~10㎝上のところより、壺・甕形土器の底部破片が、出土している。いずれもいわゆる五領期のものであり、古墳とは直接関係ないものと考える。

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