谷津ものがたり 7コースガイド

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7コースガイド

北本自然観察公園きたもとしぜんかんさつこうえんコース

Ⅽコース
〔参考タイム〕●所要時間 1時間
自然学習センター——0.3㎞東屋——0.4㎞一夜堤——0.7㎞東光寺——1.2㎞黒稲荷社——0.3㎞シダレザクラ——0.3㎞自然学習センター

コースガイド
橋のたもとを左手に行く。やがて、東屋のある休憩所に出る。昔懐しい手押しポンプの井戸があり、二度三度と押してみると水がいきおいよく飛び出る。飲めないのが残念だ。歩道ぞいに進み用水の橋を渡る。夏の夜はホタルの散歩道でもある。ちょっと横道にそれ、雑木林の中に入ってみる。薄暗い中に葉の間から差し込むこもれ日がきれいだ。足元にスポンジの上を歩くようなやわらかい感触が伝わる。雑木林を出て、南にゆるやかなカーブを曲がる。この辺りの湿地帯にはハンノキが生えている。県のちょう、ミドリシジミの生息地だ。標識を右へ折れ「ー夜堤いちやづつみ」を渡る。小さな男の子をつれたお母さんが白い糸をたらし、ザリガニ釣りをしている。足を止め、しばしながめる。後ろの竹林が風にゆらいでいる。来た道を元に戻り右に折れる。ヨシ原をアオヤンマが飛ぶ。ニセアカシアの林が切れると斜面はススキ群落になる。そのまま道なりに進み、ゆるやかな坂道を上ると、゛石戸いしとかばザクラ"で有名な東光寺に出る。この桜には悲運な死をとげた源範頼のりよりの伝説がある。悲恋を思い描きながら堀ノ内館跡ほりのうちやかたあとの外堀沿いを一周する。やがてメディカルセンター病院駐車場付近に出る。この先、両側は竹林と雑木林に囲まれた昼なお暗い小径こみちとなる。この辺りは公園の谷頭部やとうぶにあたる。緑のトンネルを抜け黒稲荷社くろいなりしゃを左手に見ながら、民家の果樹園わきの小道を抜けるとシダレザクラだ。

▲双子のハンノキ

▲シダレザクラ

ひとくちコーナー❷
●けもの道

人間が家々を道でつないでいるように、ケモノの世界にも道がある。この道は山のケモノの世界から、畑や人家などの人の世界へつながっている。畑のわきから山の中へ、ケモノ道をさかのぼっていくと、少しだけケモノの世界に入れたような気がしてくる。

▲キツネのフン

▲キツネの穴

●足跡いろいろ


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