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  市の木・市の花  

春の桜、秋の菊。四季のはっきりしている日本の、それぞれの季節を代表する樹木であり、花である。ソメイヨシノやヤマザクラなど一般的に知られている桜の他に、雑木林の中にもサクラの仲間はある。木肌はサクラそのものであるが、花は全く私たちの知るそれと異なる。菊も見事な大輪や懸崖けんがい、一輪ざしに清楚せいそに咲く小菊の他に野にもその仲間が多い。
【桜】野生の桜は、バラ科サクラ属の植物である。花を見ただけではサクラの仲間とは思えないのに、木肌きはだを見るとまさしくサクラとわかるものもある。春の雑木林を歩きながらいろいろな桜を探してみよう。

▼ヤマザクラ

▼チョウジザクラ

▼ソメイヨシノ

▼エドヒガン

▼ウワミズザクラ

【菊】菊は花びらのように見える一枚一枚が一つの花である。キク科に属する植物は多く、一般に野菊と称せられるものにも、オグルマ・ハルジオン・ヨメナ・ハハコグサ・アキノキリンソウなどたくさんある。夏から秋にかけて草原や道端でキク科植物を探してみませんか。キク科は種類が多いので是非ぜひ図鑑を持って出かけよう。

▲菊

▲ハルジオン

▲ヨメナ

▲ハハコグサ

ひとくちコーナー⓮
●市の木・市の花の選定

北本市では、昭和52年に、北本にゆかりがあり、風土に合い、家庭でも手軽に栽培できるもの……という基準のもとに市の木は桜、市の花は菊と決めた。市内には国の天然記念物のかばザクラがある。また一般に 野菊 と 呼ばれる キク科の植物 は 日本人の好きな花であり、菊は古くから北本の特産品だった。以上のようなことが選定理由であった。

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