雑木林のあるまち 産業

社会1 >> 雑木林のあるまち >> 産業 >>

6.職人

タンス作りⅡ カンナ削り 

275

タンス作りⅢ ソリ直し 

276

タンス作りⅣ 組立て 

278

桐(きり)タンスは最近ではかなり値が張るが、これは桐の木が少なく値段が上がったことと、職人がほとんどいなくなったことが原因である。細工場と呼ばれる作業場に一日こもっても、 できあがるまでにはかなりの日数がかかる。



かって、高尾周辺の農家では、冬になると高尾タンスと呼ばれ桐(きり)のタンスを作っていた。タンス屋は箱屋とも呼ばれていた。このタンスは、荒川の舟運(しゅううん)を利用して、高尾河岸(かし)から東京方面に出荷(しゅっか)されていた。桐のタンスは、釘(くぎ)を1本も使っておらず、軽くて丈夫で長持ちしたため、嫁入り道具として重宝された。


タンス作りⅠ 桐の乾燥 高尾 岡村武信氏 (平成3年) 

274

タンス作りⅤ 仕上げのカンナかけ 

277


サクラの木を組み合わせ、竹のタガで締める昔懐(なつか)しい桶づくりである。樽(たる)を作るときは杉を材料とずる。その工程は全て手作業であり、時間がかかるためわずかしか作ることができない。作業場には、行き先の決まった樽や桶がところ狭(せま)しと並べられている。


桶作りⅡ 木の組み合わせ 星野勝衛氏 

280

桶作りⅠ 木の切断 宮内1丁目 

279

桶作りⅢ 底板寸法取り 

281

桶作りⅣ カンナ整形 

282

<< 前のページに戻る