北本のむかしばなし くらしをつたえる話
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田植えをしない米作り
ドブッ田では体がもぐってしまうので、田の中に入れた松 のまるたの上をさぐりながら歩いて作業をしたり、 カンジキとよぶ田げたをはいて田舟 を使い、いねかりをしました。ツミ田は、養蚕 や麦かりでいそがしい時に田植えをしないですみますが、夏の草取りはたいへんだったようです。
北本では、水田 の不足をおぎなうため、畑でもいねを作りました。これをオカボといいます。オカボは日照 りに弱く、かんばつにあうとすぐだめになりました。そのため、日照りがつづくと雨ごいをしたりしました。
げんざいのように水田がふえたのは、戦後井戸 をほって動力ポンプで地下水をくみあげて畑に入れ、畑を田にすることができるようになってからです。
注
(1)オカポ……陸稲 。畑で作る稲 。地元の人の発音では「オカブ」とも聞こえる。
ところで、みなさんは
北本では、
ドブッ田は水がつめたくて、田植えをしても株分かれがしにくく、いねの
北本では、
げんざいのように水田がふえたのは、
注
(1)オカポ……