北本市史 通史編 自然

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第4章 北本の気候

第2節 北本の小気候

1 定点観測の結果

図32 北本市の月降水量と北本、熊谷、東京の月平均気温(1989~1991年)

北本市(北本消防署)の気候の記録値(ー九八九〜ー九九一年)を熊谷・東京と比較する(表1〜4・図32)。
北本付近の年平均気温は一六・一度Cであり、東京(一六・六度C)より低く、熊谷(一五・三度C)より高い。その差は冬に大きくなる。また最高気温の年平均は北本が三市のうちで最も高いが、夏の最高気温は北本より熊谷のほうが若干高くなる。
市域の年降水量は一六四四ミリメートルで、東京のー八三〇ミリメートル、熊谷の一六〇ーミリメ—トルと比べて両者の中間である。気温も降水量も東京・北本・熊谷という順位(逆順位)であることは東京湾からの距離(きょり)(内陸度)に対応している。北本の降水量は八月、九月、十月の台風期に多く、十二月、一月の冬季には小さい値を示す。


表1 日平均気温の月平均(1989~1991)

単位度C(『気象年鑑』1990~1992および北本消防署資料より作成)

表2 日最高気温の月平均(1989~1991)

単位度C(『気象年鑑』1990~1992および北本消防署資料より作成)

表3 日最低気温の月平均(1989~1991)

単位度C(『気象年鑑』1990~1992および北本消防署資料より作成)

表4 月別降水量(1989-1991)

単位ミリメートル(『気象年鑑』1990~1992および北本消防署資料より作成)


図33 北本地方の四季の風向頻度(春3~5月、夏6~8月、秋9~11月、冬12~2月。1987年)

(『市史自然』P70より引用)

風については市域付近(鴻巣消防署)の定点観測の結果を四季別に考察する(図33)。市域付近においては一年を通して北西の風が吹き、各季節の特徴は北西風が多いか否(いな)かによく表れている。北西風は冬季に最も卓越し、全風向の六六パ—セントを占める。平均風速も一年を通じて冬季が最大である。夏季の風は、一方向に集中しないことが特徴であるが、南ないし東の風向が五八パーセントを占めている。

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