実録まちづくりにかける集団

北本この人 >> 実録まちづくりにかける集団

第3編 「鼓群奮闘」
   北本太古かばざくら五千日の活動記録

第2章 海をわたった「北本太鼓」

参加者による感想文(順不同)
オレゴンに行って 金子 陽介
ぼくは、外国に行くのが初めてなのでとてもドキドキしましたが、オレゴンは自然がたくさんあって、とてもきれいな所なのでいっぺんで好きになりました。ローズフェスティバルや学校でおおぜいの人の所でたいこをたたく時はきんちょうしまくったけど終わった時はすごいはくしゅをしてくれたのでとてもうれしかったです。
ワークショップで、たいこをたたきたい人をぼ集したら、たくさんの人が手をあげたのでびっくりしました。みんなおもしろいたたき方をしていて、楽しそうでした。アメリカ人はみんな明るいなあと思いました。フェスティバル会場でもたいこをたたいたけど、だんだんたたくのが楽しくなって、もっとやりたい気分でした。もっともっとたいこを練習して、うまくなったらまた外国でたたきたいです。
オレゴンでの思い出 金子 千恵
私にとって、オレゴンでの一番の思い出は何といっても、高校で行ったワークショップです。日本語クラスの学生さん達と交流ができた事がすごくうれしかったです。紙風せんをプレゼントしたら喜んでくれて、私までうれしくなりました。私たちの公演の時も一生懸命聞いてくれたり、太鼓のワークショップの時も積極的に参加してくれたのでとてもうれしかったです。できれば、もっとたくさんの学校とワークショップがしたかったです。
バスの運転をしてくれたジムさん、大太鼓を運んでくれたジムさんとも仲良しになれて、一緒に写真を撮ったり、夕食のときには色々な話をしたりして、すごく楽しかったです。
私にとって、オレゴンに行った事は、自分にプラスになる事がとても多かったと思います。オレゴンに行った事で、大切な思い出がまた一つ増えました。本当に楽しかった!
オレゴン公演に参加して 金子 はるみ
六月五日~十日までポートランドローズフェスティバルに付き添いとして参加しましたが、何回かの公演のなかで特に学校での公演とワークショップが印象に残りました。
ハイスクールでの校内体験は、親としても興味深く、様々なカリキュラムは学生の学びたい意欲を引き出すものであると感じました。また、公演では、先生がステージに立っただけであっという間に静かになり、太鼓の音に聞き入る、そして終わるや否やすごい拍手と口笛と歓声。はっきりした意志表示、積極性、明るさと想像はしていたものの実際にアメリカの国民性に触れ、驚きと感激でいっぱいでした。緊張していたかばざくら団の人達、特に子供達も、会場の声援にのせられるかのように、生き生きと楽しみながらたたくという様子に変わっていくのがはっきりわかりました。
貴重な経験をすることができ、関係者の皆様に心より感謝いたします。
「アメリカ公演、それは感動物語」 金子 和正
一九九六年六月五日から十日まで、アメリカ・ポートランドへの演奏旅行へ、団員である子どもと共に、参加する機会を得ることが出来ました。ポートランドへ行くということは、昨年決定しており、九六年の年が明けると、子どもと共にポートランドへの出発日へのカウントダウンが始まりました。
早くポートランドへ行き、太鼓を通しての交流やまちの様子にふれてみたいという思いをしていました。ポートランドへ着き、そこは、私たちの思いを裏切らないものでした。どこへ行ってもアメリカらしいロケーションと気さくなふれあいの中で、私たち大人も子どもも、以前から住んでいた様な錯覚をおこさせるものがありました。
さて、オレゴン州ポートランド市での地元の中学校並びに高校を訪問し、「太鼓のワークショップ」を通しての交流ですが、英語と日本語の言葉のコミュニケーションはうまく通じませんが、太鼓という楽器を共有しての青少年との交流は、本当に楽しい充実した時間でした。一緒に太鼓をたたくうちに、太鼓の音と共に感動も共有出来た様に思いました。
「ローズフェスティバル」は、コロンビア川沿いに設けられたステージで、数々のイベントが行われる中においての参加でした。ステージでのパフォーマンスは、私たち大人も子どもも、会場の熱気に飲まれる事なく、緊張感を楽しむかの様に演奏し、会場の人々に和太鼓の楽しさとすばらしさ、さらには子どもたちの迫力を伝えられた気がします。
連日のワークショップと公演が続く中で、大人以上に子どもたちもつかれを感じていたと思いますが、各会場での声援や楽しんでいる表情を見て、つかれを忘れ、演奏できた様に思います。
今回の公演を通し、北本太鼓の曲の完成と子ども達の育成の大切さを改めて感じました。
最後に、アトランタでオリンピックが開催される記念すべき年に、参加することが出来、短い五日間でしたが、色々な体験と感動をさせていただき本当に良かったと思わずに入られません。
こころ、ワクワクする再度の海外公演を期待しつつ、報告と致します。平田団長を始めとする皆様には、本当にお世話になりました
アメリカ公演に行って 松本 枝里子
私がアメリカに行って一番印象に残ったことは、人・家・土地・食べ物…何に関しても大きい国だなあと思ったことです。
私たちは、アメリカの中学校と高校を訪問したけれど、生徒たちはとてものびのびしていて日本と全然違うなあと思いました。私たちは初めてアメリカの生徒たちに会ったのに、生徒たちはとても親しんで会話をしてくれたのがうれしかったです。
でも、何よりもうれしかったのは「北本太鼓」を真剣に聞いたり観たりしてくれたことでした。演奏が終わったときの客席の人たちの反応は私の想像をはるかにこえたにぎやかさでとてもびっくりしました。
「こんなこじんまりとした日本人の演奏でこんなに喜んでもらっていいのか…」と逆に恥ずかしくなりました。
私はアメリカに行って他の国の人たちとの接し方、話を聞く態度、授業の受け方など日本人も見習わなくてはいけないものがたくさんあると思いました。またこのような機会があったらぜひ行きたいと思います。
ポートランドへ行って 中村 育代
わたしたちは六月五日~十日までアメリカオレゴン州のポートランドで世界で有名なローズフェスティバルに北本かばざくら太鼓が招待されたので日本を代表して、大人十九人と中学生四人と小学生五人で行きました。
太鼓は日本から飛行機ではこびました。
アメリカについた最しょの日はマウントフットの見学に行きました。日本のふじ山と同じぐらいの山で一年中スキーができるそうです。次の日からポートランドの中学校や高校や、ローズフェスティバルの会場で太鼓をたたきました。
中学校では八百六十人ぐらいの人に太鼓をきいてもらいました。たたきおわったあと太鼓をたたきたい中学生の人たちにおしえてあげました。はじめて太鼓をたたく人ばかりだったので、とてもよろこんでくれました。
高校では、日本語を勉強している高校生のお兄さんやお姉さんが学校を案内してくれました。校長先生から感しゃじょうとアメリカと日本の国きがくっついているバッチをもらってかえりました。とてもよい思い出ができました。
アメリカ公演について 小宮山 恵介
初めての海外旅行が、太鼓でした。
太鼓を始めて一年で、それも海外公演とあってきんちょうの日を過ごしていました。飛行機で約九時間の旅がはじまり、ポートランドに着いた時には、感動の連続でした。
初日は観光をし、二日目からは、高校へ行き初めてアメリカの高校を見ました。卒業式間近でしたが、生徒の数にはびっくりしました。
アメリカについて初めての演奏は、きんちょうのしっぱなしでした。だが、学生達のノリがいいせいもあって、たのしくたたけました。ワークショップでは、学生達が楽しそうにたたいていました。
キッズ公園に行っても、祭りのせいもあって、また、太鼓を間近で見たかもしれませんが、日本では味わえないような気分を感じました。
中学校は、高校に比べて盛り上がりはかけましたが、耳の聞こえない人たちにも、手話で説明をし、太鼓を感じようとしていた人たちもいました。
ローズフェスティバルでは、開会式からのセレモニーに、アメリカという大きさにびっくりしました。アメリカでの最後の演奏は、自分自身が一番楽しんでたたいたと思います。

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