実録まちづくりにかける集団

北本この人 >> 実録まちづくりにかける集団

第3編 「鼓群奮闘」
   北本太古かばざくら五千日の活動記録

第4章 再びのアメリカ

「高校にどうして幼児がいるの」
バトルグランド高校でのこと。全生徒が体育館に集まってきたが、なぜかよちよち歩きの幼児が、先生に連れられて一〇人ほど入ってきた。
「なぜ、高校に幼児がいるの?」
付属幼稚園でもあるのかなと思って、通訳に聞いてみた。
「生徒の中にはシングルママがいるんです。彼女達の子供ですよ」
と教えられ、何と開かれている国なんだと、団員全部が感心してしまった。
「昔は、恥ずかしくて学校に来なかった。でも、今は学校で子供の面倒を見る代わりに、生徒にはしっかり勉強してもらい、卒業したらすぐ仕事につける人を育てるための政策だ」
というのです。恥ずかしいことを理由に、勉強もせず仕事ができない青年を作るより、よほど意味があるのだとも言っていた。日本でそんな考えをする為政者や、大人がどれだけいるのだろうか。

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