雑木林のあるまち 道

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2.岩槻道

道六神 朝日 (平成元年)

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上手館をとりまく地形

上手館(航空写真) 古市場 (昭和63年)

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市域の東側、岩槻道沿いに位置している。岩槻道は岩槻城へと通じる重要な道路であったため、道路沿いには多くの館(やかた)や城があった。
この上手館もその一つで、岩槻城の家臣であった鴻集七騎(こうのすしちき)関係の館と考えられる。なお、館の東方には今も円形状の出丸の跡(あと)が残されている。


長屋門 宮内 (昭和63年ころ)

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屋敷(城)跡を示す石橋銘文 深井 (昭和53年)

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深井2丁目付近 (平成元年)

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長屋門を持つことができた家は、江戸時代の名主を始めとするわずかな家に限られていた。長屋門は使用人の住宅も兼(か)ねていた。




ここは、鴻巣と北本の市境であり、かっては鴻巣・北本・岩槻(いわつき)の人々が盛んに行き来していた道であった。現在は、旧中山道と国道17号バイパスが幹線になり、岩槻道は、うら道の役割を負っている。

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