北本市史 通史編 現代

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第2章 都市化から安定成長へ

第6節 都市化と変貌する北本

2 増える住宅

住宅建設の進行と北本の変貌
北本団地の建設後も住宅建設の波は止まることはなかった。むしろ拡大しているのである。団地建設に伴う西口開発により西側方面での住宅建設にさらに拍車(はくしゃ)がかかった。団地建設そのものは、昭和五十年以降表43や図32でもわかるように、少なくなっているが、別の形での集合住宅が建設されるようになった。マンションの進出である。地価の高騰(こうとう)は東京都内から周辺部に及び、一般サラリ—マン層にとって、一戸建の住宅を求めることがしだいに難しくなった。だが、通勤の便を考えるとなるべく都心に近い方がよい。こうした要求に応えるように登場したのがマンションであった。昭和五十七年、ニッ家にハイデンスが建設されたのがきっかけとなり、続々とマンションが進出し、北本の変貌(へんぼう)を一層促進することになった。

写真57 高層住宅の登場

昭和57年 二ツ家
昭和57年に建設された、市内で初の本格的な高層住宅である。以後、続々と高層住宅が建設されている。

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