北本市史 資料編 現代

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第1章 政治・行政

第2節 町制下の行財政

2 財政
高度経済成長は、財政規模を拡大させたばかりでなくその質を変えた。所得税・消費税などを主財源とする国税の飛躍的な増収に対し、住民税・固定資産税にたよる市町村税の伸びが小さく、国と地方自治体との歳入のバランスが失われたのである。北本町においても、急激な都市化に伴って公共施設の建設事業費が増加を続け、やがて歳出の三分の二にも達し(資料26)、これが原因で歳出は膨張する一方であったのにもかかわらず、町税の伸びが追いつかなかったため、地方交付税と町債への依存を強めていった(資料25・27)。

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