北本市史 資料編 現代

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第5章 変貌する社会

第1節 市民生活と福祉

115 昭和二十三(一九四八)年二月 北本宿へのいもの買い出し
  (『埼玉新聞』昭二三・二・ 一ニ)
一と室幾何で買約千人の買出しが入込む
まず予備知識を得るため北本宿駅通路に飛び込み買出の模様をきくと駅員はかわるがわる“いもの買出しはこの駅のなやみの種です“昨年のとれ秋には日に千名に近い買出しが最低五貫目、多いのは二俵位持って乗り込むので整理のつけようがなかった。いまなお日に三、四十人がかついで行きます“よくもこんなに農家にあると思う位です、こんなに買出されては北本宿村のいもが全部なくなってしまうのではないかと他人ごとながら気になります““最近の買出人はほとんど商買(売カ)人で農家と特約してあるのか、買って来るのが早く次の列車にはたんまりかついで乗ります“鉄道線路の界隈はほとんど買い尽くされた形でこの頃は□□が盛んですと□て□し□□に語る

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