北本市史 資料編 現代

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第5章 変貌する社会

第4節 人口増と住宅建設

142 昭和四十五(一九七〇)年一月 北本団地急ピッチの建設
  (『埼玉新聞』昭四五・一 ・一九)
     団地建設急ピッチ
北本町八千三百人が入居北本町下石戸上地区でいま、ことし八月の第一次入居をめざす日本住宅公団・北本団地の建設が急ピッチですすめられている。
この団地は同地区の水田耕地二十五万平方メートルを買収、昨年三月に着工したもので、二DK、三DK、三Kの三千八十戸をはじめ店舗十七軒、集会所、診療所をもっというニュータウン。完成するとざっと八千三百余人の入居者が見込まれ、同町では北本宿駅の西口に施設や道路整備を目論む一方、団地内に保育所、小学校の建設を予定している。
同団地の登場をきっかけとして、同町は市制への動きも足早やとなるとみられているが、団地の建設現場ではコンクリー卜のくい打ち機が地響きをたて、ダンプやミキサー車が行きかって”都市化する町”を象徴しているかのような風景だ。

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