北本市史 資料編 現代

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第5章 変貌する社会

第5節 都市化と道路の充実

148 昭和四十二(一九六七)年七月 歩道橋設置につき請願
  (『請願書綴』)
一、件名
 歩道橋設置の要望について
二、要旨
 北本地内の県道(鴻巣桶川大宮線)に横断歩道橋を設置され児童及び一般歩行者を交通禍から保護していたゞきたい。
三、理由
 当町は国鉄高崎線及び国道十七号線に沿い、県南及び東京都への通勤地域として又生産的、衛星都市として、人口が急増し従って児童、生徒の数も激増し、正常な学校教育を実施することができないため、昭和四十二年四月一日町の中央に南小学校を設置し、本年九月一日開校の予定で校舎の新築を実施いたしております。しかしながら南小学校の児童のうち百六十余名(昭和四十三年度は二百二十余名)及び北本中学校に通学する生徒八十余名は県道鴻巣桶川大宮線を横断して登下校するわけでありますが、自動車の交通は頻繁且高速度化し、児童の自力による安全横断は不可能な状況にあります。又一般通行者も安心して横断することができないため、このまゝでは児童及び一般歩行者を交通禍から保護することは至難で、いつ悲しむべき事故が発生しないとも限らないことであり心痛いたしておるものであります。
 申しあげるまでもなく当町においても町ぐるみ交通安全対策に当り住民が安全な交通ができるよう努めております。
 右事情御賢察のうえ県道横断者の不安を一掃下さると共に、交通禍から保護するため可及的速やかに別紙図面の場所に県道横断歩道橋を設置下さるようお願い申し上げます。
 昭和四十二年七月  日
    北本町長 齊藤 隆
   (中略)
   国県道横断人道橋架設促進期成会
        会長 秦 明友

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