北本市史 資料編 現代

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第5章 変貌する社会

第5節 都市化と道路の充実

149 昭和四十四(一九六九)年四月 上尾バイパス決定
  (『埼玉新聞』昭四四・四・一〇)
「上尾バイパス」など決定埼玉都市計画審
 熊谷バイパス延長 鴻巣で接続
埼玉都市計画地方審議会(会長、栗原知事)は九日、浦和市の建設会館で会合、三十八議案(大臣諮問三十四件、知事諮問四件)を承認した。同審議会では①十七号国道バイパスのうち計画の遅れていた熊谷バイパスの熊谷—鴻巣間と、これに接続し新大宮バイパスに連らなる上尾バイパス②東京外環状道路のうち草加市原町から八潮を経て三郷の東京境まで③県南中小河川の都市排水を円滑にするため綾瀬川および三郷各放水路の河川計画—などを計画決定した。
十七号国道バイパスとなる熊谷バイパスの残りとは、すでに建設に着手している熊谷市玉井から行田市の東松山・行田線をさらに南に延長吹上町の一部をかすめ、鴻巣市箕田の十七号国道まで延長五・二九キロ。同国道を東から西へ横切ると上尾バイパスとなり、十七号の西側を鴻巣、北本、桶川、上尾を経て、大宮市の新大宮バイパスに連絡する二十・七キロ。道路規格は、高速道路規格をとり入れ、熊谷バイパスが盛り土の上に四車線、盛り土両側に平面二車線歩道をつける計画。
十七号国道バイパスは、戸田市下笹目から大宮市の十六号国道までが完成、さらに北上、国鉄川越をまたいで同市宮原までを建設しているが、この計画決定で同バイパスは、熊谷市までつながり、同市玉井まで建設することが約束されたわけだ。熊谷市玉井から北は、通称上武国道として、地元で建設促進を陳情しているので、これが完成すると、同国道のバイパス計画は完成することになる。
    (後略)

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