北本市史 資料編 現代

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第5章 変貌する社会

第5節 都市化と道路の充実

150 昭和四十四(一九六九)年十二月 道路舖装に関する請願書
  (『請願文書綴』)
     道路舗装に関する請願書
            紹介議員(略)
一、件名
 町道五号線の舗装について
一、要旨
 本請願の提出につきましては、関係拾部落の住民こぞっての願いでありますことを冒頭に申し上げ、事情を説明いたします。先ず本路線の重要性については申し上げるまでもなく本町西地域の南北縦貫道路であり、西地域の動脈ともいうべき幹線であります。最近における該道路は、実に言語に絶するものがあり雨天の日などは、所により道路一面が川状となり極端な表現をすれば、自動車のシャフトまで没するような状況であります。又晴天ともなれば大型ダンプが列をなし蒙塵(ママ)さえ見えず、あまっさえ道路の破損甚しく (だ脱カ)線形を崩すような状態であります。このような道路を毎日登下校する児童生徒を、まのあたり見る地域住民としては、危険この上なく不安がつのるのは常であります。
 町といたしても何かと出費多く廻りかねることとは承知しておりますが、この状況下では、いつ如何なる事態が発生するかは予測できません。こと人命に関することにならないと誰にも保証できない次第です。地域住民は最もこれを恐れておるものです。一日も早くこの不安を解消できますよう特段の御配慮をお願いするものです。
  昭和四十四年 月 日
    (中略)
 北本町議会議長 根岸晋詮殿

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