北本市史 資料編 現代

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第6章 教育と文化

第4節 社会教育の進展

184 昭和四十一(一九六六)年六月 公民館建設に関する請願書
  (『請願書綴』)
  公民館建設に関する請願書
      (紹介議員 略)
  (前略)
二、要旨
 本請願に及ぶ公民館建設は、当地区永年の懸案であります。
 東第四地区附近には適当なる集会所なく、地区行事も区長の家庭を順次集会所として執り行い居る状況でした。
 然る処、近時宅地造成急速に進展し世帯数の増加は想像を超越し各戸集会は実質的に不可能の状況となり、地区在住の小林袈裟雪氏の如きは他日公民館(集会所)設立の時、一部の費用として毎月定額の金円を区長に預託して居る様な状況でございます(五月現在金弐万壱千七百四拾円也)。
 就ては町政の一貫として本開発地域開発の為に、出費多端の折柄誠に申訳ありませんが、曲げて状況酌量の上公民館(集会所)を建設下され度請願に及ぶ次第でございます。
三、理由
 本公民館建設は避(僻)地開発の為特に要望致します。町の政治は何れの市町村でも同じですが、市街地重点に執行されて居るのが現状であります。当町に於てもやゝもすれば市街地重点施策になるのも已むを得ませんが、時に末端地域にも其の恩恵をほどこされ、均衡のとれた町政執行を御考慮下され、要旨に述べた通りの実情を解消下され度御願致します。
 尚ほ敷地の点に就ては、別紙見取図の通り地主の承諾を得て居りますので、事情御賢察の上地区民の熱望を御聞届の上、実現に御努力賜る様地区民連署の上請願に及ぶものであります。
  昭和四十一年六月
    地区民代表
     区長 吉野光吉㊞
     納税組合長 加藤政次㊞
 北本町議会議長 岡本松治殿

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