北本市史 通史編 自然

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第4章 北本の気候

第4節 天気俚諺

6 「四季ないしは長期予報」一一二例

正月の松飾りに雪がかかるとその年は雪が多い
寒中に大雪が降ればその年は水に困らない
土用あけのふっかけ雨
八十八夜の別れ霜
一日降りするとその月は雨が多い
三日月が立って見えると天気は良く、横になると天気が悪くなる
お正月の天気によって一年間の天気がわかる
小寒に張った氷、大寒にとける
正月に雷が鳴るとその年は雨が多い
正月の〆縄(しめなわ)は十六日の風に吹かせるものではない
厳寒の冬の時は夏は暑い
寒水(大寒の時)は夏の土用を通っても腐らない
冬の夜にもや立つと夏に雨が多い
雪が少ない年は梅雨が長い
春の雨降って土固まる
暑さ寒さも彼岸まで
彼岸の入りに雨が降ると一週間続く
百日のシケでも、彼岸の中日には天気になる
彼岸のころの長雨をくされ彼岸という
二・八月は船頭のあぶれ時
梅の実が豊作の年は米も豊作
青葉の北風(夏に北風が吹くと雨)
八専(はっせん)八日、間日四日
空(から)梅雨の年は秋八・九月頃長雨となる
梅雨のしけが短いと、その年の夏は干ばつ
五月灯籠(どうろう)が雨になると、その年祭は全部雨
梅雨末期に雷が鳴ると梅雨あけが近い
土用ぬのこに寒帷子(かんかたびら)
土用半ばに秋風が吹く
土用は後の寒の前
夏、雷が多いとその年は豊作
夏、雨が多いと冬は晴天が多い
冷夏の年は冬の訪れが早い
夕立は馬の背を分ける
片降り片照り
女心と秋の空
秋の日はつるべ落とし
秋北風に春津波、何時も東は定降りだ
秋西、春向う
三の午(うま)まである年は火事が多い
冬暖かく静かな日の翌日は天気が崩(くず)れる

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